2011年7月15日 (金)

白州町尾白の暇人(ひまんちゅ)

里山便り・暇人(ひまんちゅ) Vol.9

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事が
とても上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第九回目は、
白州町尾白の里、気ままな自然人

石井様です。

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石井様より

私は川崎生まれ、
今まで生きた大半は工場地帯の外郭を取り巻く住宅地で過ごしてきました。

夏になっても蝉の鳴き声もしない、季節の移り変わりは気温の差だけで、
大自然のいとなみとはまったく無縁な生活環境でした。

子供の頃からお盆や正月に故郷に帰省する友達をうらやましく思い、
「田舎がほしい」の潜在的願望がありました。

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そしてその願望は16年前に立ち寄った白州の大蔵建築事務所で、
隣地の尾白川沿いの敷地をお世話して頂き、

ようやく遅ればせながら50歳を過ぎて
人並みに田舎を持つに至りました。

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山荘を建ててからこのこの16年間は、月に川崎と2~3回の往復ですが、

甲斐駒ヶ岳山麓の四季折々の大自然の演出に魅了され、癒され、
元気を蓄積した年月でした。

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私は特に山荘の下に流れる名水尾白川に生息する
カジカ蛙が奏でる美しい鳴き声、川面を飛び交う螢の灯り、

国蝶オオムラサキが樹液をめぐりカブト虫などと集う…、

などなどが大変気に入っています。

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現在は上の孫は小学1年生、下は3歳になり年間幾度となく訪れ、
川遊び、スキーの基地、山菜採り、キノコ採りと
自然の中でのびのび過ごしており、

我が家の主人公も孫たちに移行しつつあります。          

                                                                                                   石井 太清

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私たちの白州事務所隣接地に建つ石井山荘

お二人とは長いお付き合いになりますね。
一緒に甲斐駒ケ岳も登りましたね。

あれから月日が経つのは早いもので、
もう おじいちゃん? おばあちゃん? ですか。

世代を超えて皆様で白州を謳歌しているご様子、嬉しく思います。

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ここ尾白川の白州天然水は如何ですか?

甲斐駒ケ岳を源とする名水「尾白川」
その湧き水を汲み上げた「白州の天然水」

南アルプス天然水そのままに、石井様と共同で飲用しています。

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私たちのお客様にとても好評で、
ポリタンクやペットボトル持参で弊社事務所にやってきます。

この名水流れる自然豊かな白州で
これからも、元気で気ままな自由人でいて下さい。

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この夏、白州事務所駐車場にて
夏まつりを7月23日(土)~8月9日(火)迄(水曜日を除く)開催します。

焼きそば 綿菓子 ヨーヨー 川上村のレタス など等

もうすぐ夏休み、今年は暑い夏となりそうです。
白州の里で 川べりで 一緒に涼みませんか。

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皆様で是非どうぞ。

ありがとう御座いました。

2011年5月29日 (日)

武川眞原の暇人(ひまんちゅ)・その1

武川眞原の暇人(ひまんちゅ)Vol.8

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第八回目は、
武川町眞原で別荘ライフを愉しまれているM様です。

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眞原の桜並木満開の頃、幾度か訪れたこの地を奥様がとても気に入り

その並木沿いに土地購入建設しました。

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ここはもともと牧場だったため草木はなく、
建築と同時に数本の桜・白樺・コブシ等を植え

その木の根元に、ご主人が少しずつ山野草を加えていきました。

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隣接地を買い増した庭園は、出来るだけ自然のままに

そして今では四季折々 季節の移ろうままに
沢山の花が見られるようになりました。

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コブシが咲き 花桃が開き
眞原の桜並木をりビンクから眺めるのも、

今年で12回目となりました。

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ご家族で桜の花見
そして新緑の5月にこの地に訪れた中、

暇人(ひまんちゅ)で紹介させて頂きました。

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今回奥様ご不在の為
再度ご本人登場で想いを寄せて頂くこととし、

今回はそんな癒しの空間だけお届けします。

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有難うございました。

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先日お電話で話していた旅行の土産話も聞かせて下さい。

いつでもコーヒータイムに・・・お帰りをお待ちしています。

     

2011年4月29日 (金)

明野町上手の暇人(ひまんちゅ)

里山便り・暇人(ひまんちゅ)Vol.7

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第七回目は、
明野町上手で「くつろぎ」空間を大切にしている

泥人(でえにん)様です。

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泥人(でえにん)様より

明野暮らしのこと

「渋滞を避けて、山の中腹を走ろう! 」 そう思い、坂を登りきると、
茅ヶ岳の裾野に広がる高原・・・ これが明野との出会いでした。

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車窓からみえるアルプスは、恐ろしく大きい。
足元から頭上に至るまでの視界を占める巨峰、
これほどまで雄大な景色を車窓として眺めるのは、初めてのことでした。

当然のことながら、この地が好きになりました。
すぐに、妻とともに再訪しました。
そのとき、ワイナリーやレストラン、ケーキ屋さんなど、
魅力的なお店が点在していることがわかり、いつか、ここに住みたい・・・
そう思いました。四年ほど前のことです。

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そして、いくつかの偶然が重なって、神様から背中を押されるようにして、
この地にセカンドハウスを建てるための土地と出会いました。


しかし、神様の後押しに、戸惑いを感じたのは事実で、
資金上の課題を解決する必要がありました。

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ぼくたちは、いま住んでいる家のローンを払っています。
さらにセカンドーローンを抱えるなんて無謀だ・・・、
でも、いつかここに住みたい・・・といった気持ちを否定することが
出来ませんでした。

ぼくたちの計画は、本当に無謀なのか否か、
その回答は、フラット35の借り入れ審査に計ることとしました。
審査はOKがでました。ぼくたちの計画は、決して無謀ないことが確信できたのです。

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家づくりは、「ハレ」と「ナレ」を意識しました。
「ナレ : 慣れ」とは日常を意味し、一階を「慣れの場」としました。

一方の「ハレ :晴れ」とは正月や節句など華やかな時間を指します。
「ハレ」を非日常的な「くつろぎ」と勝手に解釈し、二階を「晴れの場」としました。

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非日常的な「くつろぎ」とは、昼寝をしたり、コーヒーを飲んだり、
本を読んだり・・・そういった「くつろぎ」の行為をアルプスの景色とともにありたい・・・
そんな夢がこもっています。

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明野からのアルプスは南西の方角だから、朝日の光を反射して輝きます。
特にきれいなのは、日の出から10分以内の短い時間。
このわずかな時は、太陽が赤いので、雪のアルプスがピンクを染めます。

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今年の元旦は、二階の「晴れの場」にて、このわずかな時間を、
コーヒーを片手に満喫してしまいました。至福、至福 !

今、気になっているのは、春分・秋分の日没の方向・・・きっと、
甲斐駒ケ岳の山頂に太陽が沈むのだろう、と思っています。

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今年は、大地震によるガソリン不足のおかげで確認は
「おあずけ」となってしまいました。ん~ 残念。

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南アルプスだけでなく八ヶ岳も朝な夕なで染まります。

日の出1時間前と日の入り1時間後は
ともに同じような光景で目に映ります。

明野の空を月が渡り、アルプスに入って間もなく始まる夜明けの宴、
被った大地の雪が刻々色を変え、ここに佇み浴びる陽光も幻想的です。

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引渡しをしてからちょうど一年。

これから ここから いろんな「つかの間」を味わって下さい。

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そしてこの前話していた次回作、楽しみにしています。
ゆったりまったり この明野の地で息抜きを。

有難うございました。

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「修羅へ」

著者プロフィール

泥人(でえにん)
1963年生まれ。
芝浦工業大学卒業後、化学系メーカーに就職。
開発をはじめ「ものづくり」にたずさわり・・・自由な創造に目覚め、本作品を著す。

2011年3月26日 (土)

小淵沢町上笹尾の暇人(ひまんちゅ)・その2

小淵沢町上笹尾の暇人(ひまんちゅ)栗原様登場です。

ご本人撮影の写真とともに。

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「趣味に忙しい別荘生活」
                                                栗 原 達 夫

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   東京の西、奥多摩に近いところに住んでいる私にとって、
山は特に珍しいものではありません。

   しかし、この八ヶ岳山麓は奥多摩とは全く違っています。
私は趣味で野鳥や動物の写真を撮っていますが、奥多摩では、
撮影適地に行くには、車で30分以上かかります。近くにあるようで遠い存在です。
しかし、ここでは、目の前が撮影適地であるため、日常的に撮影が楽しめるのです。
なんとも贅沢な話です。

Photo_2   朝の甲斐駒ケ岳
  この別荘には、ほとんど一人でやって来て趣味を楽しんでいますが、
同じ趣味を持つ友人と来ることも比較的多いです。
家族と来ることはあまり有りませんが、来る時は趣味の活動はお預けで、
家族サービスに努めるよう努力しています。(そうでもないかな。)

Photo_5 吐竜の滝

 私が趣味に没頭できるのは、
この八ヶ岳山麓を中心に自然を楽しんでいるグループの存在が非常に大きいです。
会員として末席を汚していますが、メンバーの人の好さ、博学多才さが、
楽しさを倍増させてくれています。
旬の情報を惜しみなく提供してくれる、有難い存在です。
                            

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                           馬頭観音と甲斐駒ケ岳

   そんな訳で、別荘に来てもいつも出歩っているため、
日中はほとんど別荘にはいません。別荘は寝るだけといった感じでの利用です。
   行動範囲は茅野市、諏訪市、野辺山、清里と
撮影ターゲットによって移動しています。
野鳥は日中、動物は夜行性なので、朝から晩まであっちこっちに飛び廻っています。


2 ソバ畑と八ヶ岳

 別荘を求めたのは、特に計画があった訳ではありません。
もう6年になるかな?妻とドライブで小淵沢にやって来た時、
里山ライフの分譲中の看板に吸い寄せられ?冷やかしで見学したら、
気がついた時には契約していました。ちょうど私の誕生日の日でした。
その帰りに、高速道路でスピード違反で捕まってしまった。
捕まるほどのスピードは出していなかったんですが。

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  思い出のある別荘購入劇でした。
結果的には、この日から趣味の写真に火がついてしまい、
今でも燃え盛っています。
  最近は、仕事が忙しく2ヶ月に1回位、
しかも2日間位しか来られないのが残念です。
『今行かなくては、あの鳥がいなくなっちゃう。』なんて思いながら、
仕事をしています。
いつも心は小淵沢です。何はともあれ、趣味に忙しい、
楽しい生活を堪能しています。

Photo_16 ハス

以前、娘に言われました。「そんなに写真を撮って、どうするの?」って。
そう言われてみれば、どうするんだろう。
最後はゴミ?

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                                      ユリ

そんな栗原様撮影の森の野鳥や動物をお楽しみ下さい。

                              コムクドリの夫婦

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コムクドリ

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アカゲラ

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タシギ

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                                    ノビタキ

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イタチ

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フクロウの華麗な舞

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                                  ニホンリス

Photo_17                          甲斐駒ケ岳とオオヨシキリ

如何でしたか?

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じっと身をひそめて待ち続ける様子は
ほんの ほんの少しばかりですが

私にも理解できるお話です、「何やっているんだろう・・・」と思う瞬間も。

それでも被写体は生き物、
いろんなご苦労やエピソードがきっとあるはずです。

趣味の域を遥かに超えた作品で
森の奥へと入り込まないと、捉えることが出来ないその一瞬、

貴重なその表情を届けて頂き有り難うございます。

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この栗原様、もうひとつ別の顔があり

あきる野市職員が監督となり製作された、
「五日市物語」のプロデューサーとして、登場します。

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平成23年度あきる野映画祭
主演遠藤久美子さんほか多数の友情出演の俳優さんで

この7月公開予定です。

詳細はあきる野市HP

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ほんと 街と森の往き来を堪能していますね。

これからも森の中を飛び廻り いやテントの中でじっと動かず、
ワクワク ドキドキしながら素晴らしい時をお過ごし下さい。

有り難うございました。

2011年3月24日 (木)

小淵沢町上笹尾の暇人(ひまんちゅ)・その1

里山便り・暇人(ひまんちゅ) Vol.6

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第六回目は、
小淵沢町篠原の森で別荘ライフを謳歌している

栗原様です。

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八ヶ岳南麓を趣味の野鳥や動物の写真を撮る拠点とし、
自宅のある東京との往来も今年で6年目となりました。

Deki

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ここでどんな生活をしているのか

ここからどのような活動をしているのか

Kotori

明日はご主人と
寄せていただいたメッセージと写真でお届けします。

お楽しみに。

2011年2月12日 (土)

長坂町大井ケ森の暇人(ひまんちゅ)

里山便り・暇人(ひまんちゅ) Vol.5

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第五回目は、
長坂町大井ケ森で自由な田舎暮らしを愉しまれている


大谷様です。

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Gaikan

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大谷様より

こちらに移り住んでもう2回目のお正月を迎えました。
時の流れをすごく早く感じます。

私たち夫婦はもともと田舎生まれ、将来は田舎暮らしをと、
これまで会津、房総、甲斐と候補地を捜し歩いていました。

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そしてここに案内された時
「南アルプス・八ヶ岳」の山々、明るく緑いっぱいのこの土地を見て即決!

ここで過ごす時間が楽しく新鮮で
10年前に家を建て定年退職するまでの8年間
ほとんど毎週神奈川湘南から通っていました。

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越してきてすぐ、近くに広い畑を借り、
今は年間30種類近くの野菜を作り、

遊びに来た人のおもてなしは畑の野菜料理で、
とても喜んでもらえます。

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また季節ごとに「味噌作り・梅干・ジャム・干し柿・漬け物」と
我が家の味を堪能しています。

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野菜作りも種まきから収穫まで忙しいですが,

そこは専業農家でない強み、疲れればすぐ「休憩お茶」
時間や野菜の品質等に縛りがないので、自由に野菜作りを楽しんでいます。

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Deki

近隣には桜・紅葉の名所もありできるだけ時間をみつけ四季を満喫しています。

これからもすばらしい山々の風景、
毎日きてくれる野鳥たちに癒されながら、

のんびり暮らしていきたいと思います。

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Niwa

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田舎暮らしがしたい!
野菜作りがしたい!

その言葉通り
週末利用から退職後に永住
第二の人生がここ北杜で始まりました。

地元のお年寄りから数多くの事を教わり
今ではお手伝いをされるまでになった大谷様ですが、

「みなさんお元気でまだまだ若者扱される」と愉しそうに話してくれました。

永住と同時に玄関を広めに増築、
先月外廻りの木部と屋根の再塗装を施しました。

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Loft

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Wa3

奥様手作りのリース、刺し子やパッチワークに
ご主人制作の物置や雨水利用のドラム缶に付けた蛇口、

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少しずつ工夫がされていく大谷邸の雰囲気と
飾らない人柄にいつもほっとします。

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そんな大谷様がさらなる地域交流を希望され、

今年度の大井ケ森区公民館主事(責任者)のS氏に
紹介することになっています。

今後のお二人に期待です!

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先日頂いた漬け物と落花生、
メモ通りにして食べました。

美味しかったです、有難う御座いました。

2011年1月14日 (金)

白州町横手の暇人(ひまんちゅ)・その2

里山便り・暇人(ひまんちゅ)  Vol.3 

白州町横手の暇人(ひまんちゅ)・その2

横田様より寄せて頂いた想いを
ご本人撮影の写真にのせてお届け致します。
光 風 音を 時の情景とともにお楽しみ下さい。

横田様から頂く自然の恵みは、
毎年美味しく 12月になると愉しみでもあり
感謝しています。

有難う御座いました。

横田様より

初冬の朝 in 白州

「クンクン、クンクン」、やがて「ワン、ワン」に変わり、

我々夫婦に早く起きろと催促するのはコーギーの『ハナ』。

ゴールデンの『バスター』は顔をなめまくり、寝ていられない状況である。

片目を開けて目をこすり、時計を見るとまだ5時半を少し過ぎたあたり。
まだまだ外は暗いはず。しぶしぶ窓のカーテンを開けると、
窓越しに映った外の景色に思わず息を呑んでしまった。

ほんのり白みかけた空に鳳凰三山の峰々の微妙な黒と、
低く立ち込めた朝霧は、まるで額縁に入った一枚の水墨画を見ている様で、
しばし時間を忘れて見入ってしまった。

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「早く散歩に行こう」と催促する2匹の愛犬に促され、
雨戸を開け、デッキに出る。
ピーンと張った冷たい空気が大きく深呼吸した肺の隅々まで行渡り、
全身を目覚めさせてくれます。

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2匹をつれて夫婦で散歩に出る頃、
東の空も墨絵の世界から少しずつ赤みを増し、これから始まる、
太陽が昇るにつれての
360度パノラマの変化にいつもながら期待が高鳴ります。

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正面にそびえる雪を被った甲斐駒ケ岳の頂上付近は徐々に赤くなり、
やがて真っ赤に輝く頃、東の水平線から太陽が今にも顔を出そうとしています。

左手の鳳凰三山も稜線が赤い光で縁取られ、右手に目をやると、
八ヶ岳も頂上付近の白い雪が赤く染まり、

一日の始まりを感じます。

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一旦顔を出した太陽のその昇る速さにはいつも驚かされます。
甲斐
駒ケ岳の頂上の赤はオレンジ、黄金色にと変わり、

全山紅葉したかの様に鳳凰三山の山々も朝日を受け止めています。


八ヶ岳は裾をゆったり広げたその優美な姿が、

真横からの光でその立体感が強調され、

「なるほどこれは名山だよ」と改めて納得してしまいます。

2匹の愛犬も昇ったばかりの朝日を全身に浴び、目を細め、

白州の自然を満喫しているかのようです。

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かれこれ1時間散歩して帰る頃には、真っ青な空のもと、

甲斐駒ケ岳は雪が白く輝き、すっかり冬山の景色に戻っています。

そんな山々を目の前に眺めながら、デッキでモーニングコーヒーを飲むとき、
何とも言えない、これが至福の時と言うべきでしょうか。

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思えば、私たち夫婦が白州に別荘(…と言うよりは『離れ』)を持つきっかけは、
さかのぼること約
20年前、子供2人を連れて
夏休みに白州のペンションに来たことです。

山が近く、畑があり、田んぼもあり、そして綺麗な水が流れ、
適度な人の気配を感じる白州がすっかり気に入り、
いつかはこんなところで住みたいと夫婦で夢を交わしました。

それから、子育てでどこかに押しやられていた白州への思い、
里山へのこだわりが復活したは7年前のことです。

会社で上司だったO氏から、八ヶ岳の山荘にご招待いただき、
自然の中に木の香りが豊かな素敵な山荘でした。
ご夫婦と会話を交わし、山荘の生活をうかがっているうちに、
私たち二人が共に記憶のどこかに持っていた思いが急にむくむくと沸き立ち、
帰路に付く頃には
『別荘を作ろう』と話がまとまりました。

そこで早速O氏にお願いして「里山ライフ」をご紹介いただきました。
ここから里山ライフさんとのご縁がスターとしました。

まず候補地選びです。

土地の広さ、ロケーションの希望を告げ、早速数件の物件を紹介されました。
土地の広さとロケーションの両方が全く文句なしとはなかなかいきません。
現地(現在の私どもの土地)を最初に見たとき、

私は眼前に広がる田んぼの風景に
かなり納得(もう少し土地が広いとベストだが)しましたが、
妻は一番こだわっている“山々が見えること”がそのときは天気が悪く
山の存在すら確認出来ません。

里山ライフの方が「ここにこんな山が…」と説明されましたが、
結局妻は迷いながら東京に戻りました。 
次の週に再度訪れました。

その日は快晴。鳳凰三山、甲斐駒ケ岳の山々が我々夫婦の眼前に、
「すばらしい! この風景を待っていた!」。
妻の迷い、私のささやかな欲望(もう少し広いといいのだが)も
全てきれいさっぱり吹き飛びました。

こうして憧れの白州で里山のイメージが最も感じられる場所を
我々の
『離れ』と決めました。
7年が過ぎてもこの決断にとても満足しています。

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建物は夫婦で基本設計をしました。
南側の窓は大きく取って光を十分取り入れ、
寝ながらでも山々が楽しめるようにしました。

そしてやっぱり薪ストーブです。
そして一階に広いデッキを設け、
外でも自然を感じながらお茶が出来るようしました。

建設中は殆ど毎週、東京と白州を日帰り往復し、
少しずつ出来上がる
『離れ』に喜びを感じながら、
時には窓の位置を急遽変更したり、我がままも聞いてもらいました。

建物は約半年後に完成、もちろん大満足でした。

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私は今年2011年一月に定年になり、サラリーマン生活を終えます。
『離れ』が完成してもこれまで月に12回、土日を過ごすだけでしたが、
白州の季節を感じ、四季を楽しみ、自然の癒しと恵みを既に十分受け、
楽しんでいます。小さい苗を植えた数種類の桜も昨年あたりから花を付け、
自分の庭でもプチ花見が出来るようになりました。

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他の植えた木々も大きくなり、少しずつ庭らしくなりつつあります。
ただし夏場は毎年草とのバトルです。
一心不乱で草取りをしても次来たときにはまた元通り。


それでも懲りずにまた草取りをします。溢れるほどの汗をかき、
白州の美味しい水を補給し、体中の水分を入れ替えたとき、
体も気持ちもすっかり浄化され、なんとも言えない心地よさを感じます。

妻も無心に土と戯れ、とても満足しています。

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Momiji

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敷地の一角には畑を作り、一年の前半はじゃが芋を作り、
後半は大根を作りです。特に大根は種まきと間引きをしただけで、
あとは“白州の太陽と土と水”が驚くほど美味しく育ててくれています。


12月初めには毎年立派な大根を100本近く収穫でき、
皆さんにお裾分けしてとても喜んでいただいています。

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2月から100%自由人となり、月の三分の一位は白州で過ごせるか…
まだ不確定ですが、もっと庭に花を植えたい、畑の野菜の種類を増やしたい、
木でベンチも作りたい、


水を張った田んぼがまるで鏡のように甲斐駒ケ岳を映す風景を
水彩画で描いてみたい、これまで撮りためた白州の四季の画像をまとめたい等々、
計画は尽きません。

これからも2匹の愛犬を連れて東京と白州の往復

(我々夫婦の間ではこれを“あの世とこの世の行き来”と呼んでいます)
が続きます。おわり。

2011年1月13日 (木)

白州町横手の暇人(ひまんちゅ)・その1

里山便り・暇人(ひまんちゅ)   Vol.3

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第三回目は、
白州町で里山を謳歌している

横田様です。

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横田様より文章とともに四季折々の写真も寄せていただきました。

ここから始まったお二人の白州逍遥は明日UP致します。

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2010年12月 8日 (水)

長坂町大井ケ森の暇人(ひまんちゅ)

里山便り・暇人(ひまんちゅ)    Vol.2

都会の喧騒を離れ自然の静けさに耳を傾け、
また別の危険や不自由さをも愉しみ
里山暮らし、森の生活を謳歌しています。

退屈な時間ではなく、自由になる時間暇な時間を作り出す事がとても
上手な方達ですので、暇人(ひまんちゅ)と呼ばせていただきました。

暇人(ひまんちゅ)第二回目は、
家を建てて八年、名古屋から山梨で週末を過ごされ、
三年前から長坂町大井ケ森・八ヶ岳南麓暮らしが始まった、
山口様です。

Top

山口様 より

本格的に八ヶ岳暮らしを始めて三年余になります。

退職後の夢を思い描きながらも仕事仕事の歳月を過ごしてきました。
そして今思うと最良の選択が出来たと思っています。

現役を引退する以前から人生八十年時代を生きるにはいずれかの時点で
「今迄のコップの中の水を入れ換える」必要があると考えていました。

その為には先ず居を変えることを考え選んだのが
ここ八ヶ岳南麓の明るい環境でした。

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地元の業者、人の縁にも恵まれ空っぽにしたコップにも
新しい新鮮な水が日々満たされていきました。

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家造り、小屋造り、庭造り 植樹・・・そしてささやかな野菜づくり。

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今思うと当初描いていた趣味三昧の日々暮しはどこへやら
毎日がアッという間に過ぎ去ります。

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これからは現状を維持し夫婦共々将来のことを憂えず、目的にしばられず
淡々と自分の感性で自然の摂理と共に一日一日を大切に
暮らしたいと願っています。

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「今を生きる」と言う気持ちが少しずつ実感できる今日此頃。

となりでストーブの薪が燃える音がパチパチと聞こえています。

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八ヶ岳逍遥の帰り道ふらっと寄って下さり、
“南アルプス・甲斐駒ケ岳が見える景観の住みよい土地ありますか?”
その一言で来年開発予定の物件をご案内しました。

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澄み切った空気と日暮れ間近の時間帯に、
くっきり浮かんだ富士山・鳳凰三山や甲斐駒ケ岳、
壮大な景色に感動し、即決。

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その甲斐駒ケ岳をぐるっと回り、
中央高速道を名古屋に帰られたのが
12月のこの時期でした。

そこから一緒に、設計プランを何回も重ね建築が始まりました。

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数年後少し狭く感じた室内空間を、友人の方々で増築したサンルーム。
薪小屋を造ったり、庭造り、そして野菜づくりを愉しまれ、

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当初入れたクッキングストーブを、
赤々と炎の暖かみある薪ストーブに替えました。

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愛犬の七七(なな)ちゃんが移住と同時に山口家に。

ご主人も触れているように、趣味や落ち着く居場所が
少しずつ変化してきたようです。

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八ヶ岳の四季の風や光を感じながら、

素敵な気ままなおやじ、

最初に感じた眩しさが今もまったく衰えない紳士、
そのままでいつまでもいて下さい。

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そしてお二人で美味しいスイーツを見つけ、

また教えて下さい。

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有り難うございました。

2010年11月13日 (土)

白州横手の暇人(ひまんちゅ)・その2

野口様 より

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白州町横手に山荘を建てて今年で17年目
里山ライフさんとは17年間の長~いおつき合いです。

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この山荘を建てた頃、夫は単身赴任中で50才、
長女は高3の受験予備生、次女も高1で塾通いと
お金が流れるように消えた頃でした。

「山荘を持つ・・・」とは夢のまた夢のような頃に
白州の森の魅力にひかれた私達、そう言えば・・・
結婚した頃、いつか八ヶ岳に家を持ちたいと希望を
語っていた夫、その彼があっという間に行動を起こし
あれよ、あれよと事が進み、わくわくしたりドキドキしたりと
気持ちが高ぶったものです。

里山ライフさんとの出逢いで、親身になって相談に
耳を傾けて下さり、白州の森の中に東京とは全く
異なる設計の木の家が完成!!

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室内は杉板の香りがアロマのように癒してくれました。

毎回、調布インターに入ると、そこからは別世界。
心は白州の地へ・・・ひたすら夫の運転する車の中でも
はしゃいでいた私でした。

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17年目の今、杉板は白木からあめ色に変わり
何とも言えぬ色合い・・・そして17年間の時を表しています。
この白州の山荘には、毎年多くの人達が、それぞれの
想い出を残してくれる場所としての歴史が増えました。

多い時には、娘達家族、友人達家族と24名もの
人が泊まり大パーティーをします。
ベランダにテントを張り、ごろ寝状態、それでも
来たいと・・・うれしい限りです。

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この山荘になるまで沢山の努力の想いがよみ返ります。
夫は慣れない日曜大工で棚.テーブル.家具等を作り
私はこの地に来てからの趣味のトールペイントで室内を
飾り・・・17年経った今、夫はプロ級の腕前に上達し
男小屋をひとりで建て、仕事で疲れた心身をリフレッシュ
していました。

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この山荘には「人が来る。人が集う。人と接する」
全ての来訪者はリフレッシュして元気になって笑顔で
またの再会を約束して帰路につきます。
そのような出逢いから、私達も元気を頂いています。
まさか!!若かりし頃は、このような「時.場.人生」を
持つとは想像もしていませんでした。

17年前、里山ライフさんと出逢えた時に、夫が建てると
決断したことに感謝!!

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今年、夫は退職し、長~い仕事中心生活を終え、
子育ても卒業、夫婦2人の時間が多くなり、

この白州の森に自分達の山荘があるという事実に
最高の喜びを感じています。
高い買物でしたけれど、全く後悔の念はありません。
自分達がつかんだチャンスに拍手です。
17年前のあの頃のように・・・今でも高速を走っている時の
わくわく、どきどき感は続いていますもの・・・!!
そして里山ライフさんとは、途切れる時も無く続いた
17年間、ともに年を重ねましたが・・・これからも白州に山荘がある限り、
楽しんでいる私達を支えて下さるように

お願いしたいと思います。

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これから冬の訪れ、枯れ木には雪の花、白の森の様子、
あめ色の杉板の香り、薪ストーブの炎のゆらぎ・・・私達夫婦の
大好きな時節です。

17年目もいつものように、調布インターに入って、はしゃいで
わくわく・・・白州に向けて走っている私達夫婦がいます。

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それぞれに工夫が重なり

それぞれに思いが重なり

時間を掛けて、変化してきました。

私達は、皆様の夢のスタートを、お手伝いさせて頂いています。

家も庭も、無理せず時間を掛け、少しずつ住み手の皆様が

居心地良くしてほしい。

そう考えています。

有難うございました。

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